a. 論文種類、分野 原著論文 フルペーパー 融合分野 c-3) アニメーションコンテンツ d) その他(エデュテインメント) b-5) マルチメディアシステム b. 論文題名(和文、英文) アニメの部分会話の難易度の推定による日本語のリスニング練習支援 (Japanese Language Listening Practice Support Using Dialogue Scenes of Anime with Estimated Levels) c. 著者名(和文、英文) 1) Junjie Shan、Junjie Shan (非会員) 2) 西原 陽子、Yoko Nishihara (非会員) 3) 山西 良典、Ryosuke Yamanishi (正会員) 2) 前田 亮、Akira Maeda (非会員) d. 著者所属(和文、英文) 1) 立命館大学大学院情報理工学研究科 2) 立命館大学情報理工学部 3) 関西大学総合情報学部 e. 著者e-mail Junjie Shan gr0260hr@ed.ritsumei.ac.jp 西原 陽子 nisihara@fc.ritsumei.ac.jp 山西 良典 ryama@kansai-u.ac.jp 前田 亮 amaeda@is.ritsumei.ac.jp f. 連絡担当者の氏名、住所、所属、電話、Fax、e-mail Junjie Shan 滋賀県草津市野路東1丁目1-1 立命館大学 gr0260hr@ed.ritsumei.ac.jp 西原 陽子 滋賀県草津市野路東1丁目1-1 立命館大学 nisihara@fc.ritsumei.ac.jp g. 論文概要(和文400字程度、英文100ワード程度) 日本のアニメはジャパニメーションと呼ばれ,その芸術性が高く評価されている.アニメを通じて日本に興味を持ち,日本語の学習やリスニング練習を始める人も多い.我々はリスニング練習の教材としてアニメが利用できる可能性に着目した.1つのアニメのエピソードの中には1つの会話だけでなく,部分会話が多数含まれている.各部分会話に含まれる単語や表現が異なることから,部分会話の難易度も異なると考えられる.本研究ではアニメの会話のスクリプトが与えられると,部分会話へ分割し,それぞれの難易度を自動的に推定する手法を提案する.練習者に適した難易度の部分会話を提供することにより,リスニング練習の支援を図る.評価実験では被験者に事前テストの受験後に,部分会話を視聴することによるリスニング練習をさせ,その後事後テストを受験させた.実験の結果,日本語能力検定試験の難易度がL2のグループにおいて,単にアニメの部分会話を視聴する群ではテストの正解率の伸びは10.6%であったが,難易度が推定された部分会話を視聴する群では伸びが26.4%であり,提案手法の有用性を確認できた. h. キーワード(和文5個程度、英文5個程度) ジャパニメーション、ポップカルチャー、リスニング練習支援、言語学習支援