芸術科学会論文誌 投稿用カバーシート ■ 論文種類(以下のうちから一つ選択) ・原著論文 フルペーパー ■ 論文分野(1)〜3)のうちから一つ選択) 3) 融合分野 ■ カテゴリ(1個以上選択) d) その他(手芸、ファブリケーション) ■ 該当特集(以下のうちから一つ選択) ・一般論文 ■ 論文題名(和文、英文) カード織りのためのテキスタイルデザインおよび制作支援 Interactive Card Weaving Design and Construction ■ 著者名(和文、英文) 五十嵐 悠紀(非会員) 三谷 純(正会員) … Yuki Igarashi Jun Mitani … ■ 著者所属(和文、英文) 1 筑波大学システム情報系/日本学術振興会 University of Tsukuba / JSPS 2 筑波大学システム情報系 University of Tsukuba ■ 著者e-mail yukim@acm.org ■ 連絡担当者の氏名、住所、所属、電話、Fax、e-mail 五十嵐 悠紀 〒305-8573 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学 システム情報系・情報工学域 非数値処理アルゴリズム研究室(NPAL) TEL/FAX:029-853-5724 e-mail: yukim@acm.org ■ 論文概要(和文400字程度、英文100ワード程度) 織物は古くから行われており,縦糸と横糸を組み合わせて織ることで布を作りだすものである.中でもカード織りはとても単純で簡単な織り手法で,色のついた織り糸と穴の開いた四角いカード状の板があれば他には何も必要ないため,初心者でも手軽に行えるものである. 一方,織り柄(テキスタイル)をデザインすることは手作業であり大変である.テキスタイルが決定する要素には,それぞれの縦糸の色,カードの穴に通す際の縦糸の通す向き,それぞれのカードを回転させる方向と回転させる回数,などがある.そこで,我々はカード織りを対象として,インタラクティブにオリジナルなテキスタイルデザインを行えるシステムを提案する.従来は矩形のグリッドを用いて手作業でデザインしていたが,我々は結果がわかりやすい「表示モデル」に置き換え,この表示モデル上でユーザが直接編集できるようにした.また,デザイン支援に加えて,カードに縦糸を通す際の制作支援も備えた.初心者を対象にユーザスタディを行い,織りという糸と糸の交差を含む難しい構造の仕組みを理解しなくても,直観的なツールによってデザイン可能になることを示したので報告する. ■ キーワード(和文5個程度、英文5個程度) コンピュータグラフィックス、ファブリケーション、デザイン、織物、ワークショップ Computer Graphics, Fabrication, Design, Weaving, Workshop