芸術科学会論文誌 投稿用カバーシート

■ 論文種類（以下のうちから一つ選択）
  ・原著論文 フルペーパー

■ 論文分野（1)〜3)のうちから一つ選択）
  3) 融合分野

■ カテゴリ（1個以上選択）
  a-4) CG技術(可視化)
  b-1) ヒューマンインタフェース
  b-2) バーチャルリアリティ
  c-2) インタラクティブアートコンテンツ 

■ 該当特集（以下のうちから一つ選択）
  ・特集名「NICOGRAPH2012 特集」

■ 論文題名(和文、英文)
  ・主消点操作による4次元視点制御とその評価
  ・Four-dimensional Eye-point Control by Principal Vanishing Points Operation and Its Evaluations

■ 著者名(和文、英文)
1. 三輪　貴信（正会員）
1. Takanobu Miwa

2. 酒井　幸仁（非会員）
2. Yukihito Sakai

3. 橋本　周司（非会員）
3. Shuji Hashimoto

■ 著者所属(和文、英文)
1. 早稲田大学大学院　先進理工学研究科
1. Graduate School of Advanced Science and Engineering, Waseda University

2. 福岡大学　工学部
2. Faculty of Engineering, Fukuoka University

3. 早稲田大学　理工学術院
3. Faculty of Science and Engineering, Waseda University

■ 著者e-mail
1. takmiwa@shalab.phys.waseda.ac.jp

■ 連絡担当者の氏名、住所、所属、電話、Fax、e-mail
氏名： 三輪　貴信
住所： 東京都新宿区大久保3-4-1　55号館N棟4階10A号室
所属： 早稲田大学大学院　先進理工学研究科
電話： 03-5286-3233
FAX： 03-3202-7523
e-mail: takmiwa@shalab.phys.waseda.ac.jp

■ 論文概要(和文400字程度、英文100ワード程度)
4次元空間の主座標軸方向の無限遠点を3次元スクリーンに透視投影すると，主消点という情報になって現れる．主消点は，視点の位置や視線の方向と関連したものであり，これまでの我々の研究から，ユーザが4次元空間を移動するときの目印として働くことがわかった．3次元空間中の主消点の位置を用いて，4次元空間の視点の位置を決定できるため，主消点を4次元空間で視点を制御するためのインタフェースに用いれば，直感的に4次元空間をハンドリングできると考えられる．このような着想から我々は，主消点の選択・移動操作による4次元空間の視点制御手法を提案する．提案手法を実装したインタラクティブシステムを用いて，ユーザが3次元空間に表示された主消点を掴んで操作することで，4次元空間を任意の方向に移動し，様々な視点から4次元データを観察できることを確認した．更に，提案システムを評価するためのユーザテストを行い，本システムが従来システムよりも4次元空間での直感的な視点移動を実現できることを実証した．また，本システムを統計データの提示や物理現象の解析，アニメーションの生成等に応用できる可能性を示した．

This paper proposes a novel 4-D eye-point control system via pick and move operation of principal vanishing points. Our previous research has shown that the principal vanishing points act as a landmark to move in 4-D space since they relate with the 4-D visual axis. Thus, it is expected that we can easily achieve intuitive 4-D interaction by utilizing them as an interface of 4-D space. We constructed an interactive system that enables users to move in an arbitrary direction in 4-D space. Furthermore, we evaluated the effectiveness of the proposed system by user experiments. Moreover, we verified the utility of the proposed system by applying it to various 4-D data.

■ キーワード(和文5個程度、英文5個程度)
  ・4次元空間，4次元視点，主消点，4次元インタフェース
  ・4-D space, 4-D eye-point, Principal vanishing points, 4-D interface