第21巻 巻頭言(Editor's Message)

 芸術科学会論文誌は2022年に第21巻を発刊することができました。第1巻の発行から数えて21年目を迎えることができまして、これは、ひとえに会員や関係者のご尽力のおかげであり、論文誌を代表して感謝申し上げます。

 昨年2021年発行の第20巻は、フルペーパーとショートペーパー、解説論文あわせて29本の論文を採録し、ゲームやCG、VRの技術研究から、アート作品や作品制作支援に関する研究、そして、プロジェクションマッピングや音楽に関するメディア研究など、多様なトピックの論文を掲載しました。分野の内訳は、科学系分野18本、融合分野8本、芸術系分野3本となっております。芸術科学に関する多方面の論文をご投稿いただいているところですが、希望を申し上げますと、芸術系分野の論文数がもう少し増えてほしいところです。

 昨年末に発刊されました芸術科学会誌DiVA第51号には「アート系論文:書き方と執筆のススメ」という題目で、アート系の方々を対象に、論文を執筆する利点や執筆方法に関する記事が掲載されています。アート作品を制作している方々におかれましては、ぜひ作品の論文を執筆し、論文を著作として利用いただきたく思います。一方で、主に技術開発に従事しておられる方々にも、芸術系論文の可能性が選択肢としてあることをお伝えしたいと思います。芸術科学コミュニティの多くの方々が、芸術と科学の境界に興味を持っておられることと思います。せっかくですので気軽に一歩踏み出して、これまでの視点を生かしつつアート作品を制作し、芸術系論文を執筆することをご検討いただきたく思います。

 論文委員長を拝任して1年と数ヶ月が経ちました。あいかわらず至らなさを痛感しながらも、周りの方々からいろいろとお教えいただきつつ、手探りで少しずつ学んでおります。多様な研究が気軽に交差できる場として機能するような論文誌を目指して、私も論文誌も成長して参りますので、今後とも積極的なご支援のほど、よろしくお願いいたします。

松山 克胤
論文委員長


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Last updated: 2022/3/2