CG-JAPAN AWARD

CG-JAPAN AWARDは、CGの分野において世界的に活躍された日本人を対象にして、毎年1から2名を、その業績を称えるために制定されたものである。  芸術科学会の中の選考委員会において、学会員から推薦された方を対象に選考規定に基づき厳正に選定が行われている。

 


 

第9回 2010年度

受賞者 大村 皓一 宝塚造形芸術大学教授

大村皓一氏は、日本のCGレベルを世界に見せしめたCG草創期の第一人者である。大村氏が大阪大学に所属していた時代に、メタボール理論を実用化して、CGの滑らかな形状を実現し、美しいレイトレーシング法でレンダリングを実現した。当時レイトレーシング法による3次元CGは描画が遅いのが欠点であった。それを高速に描くために、複数のCPUを並列計算をさせた専用コンピュータリンクスの開発に貢献した。、当時、堅い大阪大学を開放し、CGエンジニアだけでなく、美しいCGを作るCGアーティストの必要性を察し、河口洋一郎をはじめ、福本隆司や、木村卓など、たくさんのCGアーティストの育成に貢献し、若者にCG制作への夢を与えた功績は大きい。後に、リンクスを使ってCGを作成する会社として(株)トーヨーリンクスという会社を作り、「ゴルゴ13」やNHKスペシャル「人体」などのCG映像制作を行った。CGの技術への貢献だけでなく、本人の天衣無縫な人柄と才能は、CG制作者の育成、社会への貢献など、功績はとても幅広い。

第8回 2009年度

受賞者 河口 洋一郎 東京大学教授

河口洋一郎氏は、1970年代よりCGによる画像および映像作品を制作し、‘CGアーティスト’という言葉を確立させた功労者である。本分野ではもっとも国際的に知名度の高い日本人研究者・アーティストの一人であり、初期の「グロースモデル」から最近の「ジェモーション」に至る積極的な活動に対して、第100回ベネチアビエンナーレ日本代表芸術家など各種の国際的な賞が与えられている。現在は、東京大学大学院情報学環教授として教育・啓蒙の活動を行っており、芸術科学の発展と振興への功績は顕著なものがある。

第7回 2008年度

受賞者 戸川 隼人 元尚美学園大学教授

戸川先生は,コンピュータ一筋に50年もの長い間活躍され、多くのCG関連の業績、学会活動、教育活動に貢献された。また100冊以上の専門書を執筆された。詳しい業績はココを参照して欲しい。

第6回 2007年度

受賞者 金子 満 東京工科大学教授

金子先生は,長年に渡り,アニメーションのためのCG技術とアニメーションシステムの開発、およびアニメーション制作に多大な貢献をしており、国内ばかりでなく世界のアニメーション研究をリードしてきた第1人者である。またCG教育にも多大な業績を有しており、CG−ARTS協会の設立に貢献し、CG教育およびCG検定試験の普及に大きな功績を残した。

 

受賞者 山口 富士夫 早稲田大学名誉教授

山口先生は,日本におけるCGの黎明期において、多くの先駆的なCGならびにCADに関する教科書を執筆され、現在、日本で活躍しているCG&CADの分野の教授や研究者が勉学し、大いに刺激、啓蒙されたことは高く評価され、CG&CADに関する特に教育面で輝かしい功績を残している。

第5回 2006年度

受賞者 西田 友是 東京大学教授

西田先生は,長年に渡り,国内ばかりでなく世界のCG研究をリードしてきた.その業績は,SIGGRAPHの論文採録12件,およびCG界のノーベル賞といわれるCoonsアワードを2005年に受賞したことが証明する.また,教育にも熱心であり,WEBベースの電子教材などを開発している。

第4回 2005年度

受賞者(学会) 安居院 猛 東工大名誉教授

日本のCG研究・教育の黎明期から現在までの人材育成への多大なる貢献。現在、CGの分野で活躍する多くの人材を育成したことは高く評価される。過去、20年以上にわたり、発表した論文数は膨大な数になり、また関連著書も多数あり、日本におけるCG研究の第1人者とも言える。

 

受賞者(産業界) 滝川 精一 CG-ARTS協会元理事長

CG−ARTS協会の理事長として、CGの人材育成に多大な貢献。長年にわたるCG試験により、教育から産業分野までの広い分野での人材育成に貢献した功績は、推し量ることができないほどである。

第3回 2004年度

受賞者(学会) 穂坂 衛 東大名誉教授

長年、CG/CADの分野で活躍され、日本におけるパイオニア的な存在である。特に、日本で最初の本格的な著書である「コンピュータグラフィックス」を出版され、CG/CADの分野における日本の発展に寄与した。また情報処理学会において日本で初の本格的なCGとCADに関する研究会である「グラフィクスとCAD」研究会を発足させ、研究進展に寄与した。

 

受賞者(産業界) 小出 鐸男 NICOGRAPH元専務理事

NICOGRAPH(日本コンピュータグラッフィクス協会)の専務理事として長年、日本におけるCG産業界の発展に寄与された。また、今年で、20年目を迎えた、NICOGRAPH論文コンテストを推進され、CG研究の発展にも多大に寄与された。

第2回 2003年度

受賞者 中前 栄八郎 広島大学名誉教授

SIGGRAPHを始めてとして多くの国際会議に論文を発表する。特にレディオシティ法等光のシュミレーションでは世界的な多くの業績を残す。

第1回 2002年度

受賞者 國井 利泰 東大名誉教授(現:金沢工大教授)

日本におけるCG研究のりーダーとして長年活躍。特にCGI,等多くの国際会議を主催し、CG研究の発展に寄与。

 


 

CG-JAPAN AWARD 規定

制定 2001.1.10
選定人数の改定 2004.2.28

第1条芸術科学会(以下,本学会という)にCG Japan Award (以下,本Awardと いう)を設ける.
第2条本Awardは,日本のコンピュータグラフィックスまたはCADに関する学 術,技術,または関連事業に対して特別の功労があり,その功績が顕著である方を表彰することを目的とする.
第3条本Awardによる表彰者を選定するために,本学会にCG Japan Award選定 委員会(以下,選定委員会という)を設ける.
第4条選定委員会委員長(以下,委員長という)は,本学会会長が理事の中 からこれを指名する.
第5条委員長は,会員の中から委員複数名を指名し,理事会の承認を得る.
第6条委員長および委員は任命時に55歳以下でなければならない.
第7条選定委員会は,本学会会員からの推薦にもとづき,本Awardによる表彰者若干名を選定する.表彰者は,これまでに本Awardを受けておらず,表彰を行う年の1月1日現在で55歳以上の方とする.
第8条委員長は,表彰者選定の経過および結果を理事会に報告しなければならない.
第9条表彰者をNICOGRAPH春季全国大会で表彰する.
第10条選定委員会は,選定結果の理事会への報告をもって解散する.

 

 

CG-JAPAN AWARD 選考委員会

平成22, 23年度

選考委員長
土佐尚子(京都大学)
選考委員
宮田 一乘(北陸先端科学技術大学院大学) 藤本 忠博(岩手大学)

平成20, 21年度

選考委員長
近藤邦雄(東京工科大学)
選考委員
宮田 一乘(北陸先端科学技術大学院大学) 藤本 忠博(岩手大学)

平成15, 16年度

選考委員長
宮田 一乘(北陸先端科学技術大学院大学)
選考委員
千葉 則茂(岩手大学) 宮崎 慎也(中京大学) 林 正樹(NHK)

平成14年度

選考委員長
大野 義夫(慶應義塾大学)